「妊活で悩んでいる方に　“早く”知って欲しいこと」についてお話をさせていただきます。

最近、妊活を頑張る患者様に毎日接していて思うことは

「もう少し早く　スタートしてくれていたら　もっと楽に授かったのに…」

ということです。

当院の患者様は色々と苦労をされて最後に鍼灸や整体も試したいと見つけていただいた方が大半。

そんな皆さんからよく聞くのは「子どもを授かる」という大変さ。

そしてそれが奇跡の連続だという事実を妊活で自分が苦労するまで知らなかったということです。

「生理がちゃんとあれば、妊娠すると思ってました…」

「そんなことは知らなかった。教えてもらえなかった…」

など、これは勉強不足のせいだけではありません。

教えなかった世の中も悪いのです。

ご覧になった方もいらっしゃるかと思いますが、以前、NHKのクローズアップ現代という番組で

『精子の老化』というテーマの放送がありました。

確か『卵子の老化』を取り上げたのもこの番組。

番組の内容よりも現実はもっと厳しいんじゃないのかと思いながら観ていました。

私たち妊活をテーマに仕事をさせていただいている者からすれば理解している内容だったのですが、男性にも何歳になっても子どもが作れると思ってる方が案外多い。

妊活治療をされている方には二通りいらっしゃると思います。

妊活について

⚫︎よく勉強されている方。

⚫︎人任せ（お医者さん任せ）の方。

勉強されている方は気になることをネットで調べて知識だけは私たち以上の方もいらっしゃいます。

神経質になりすぎることはないと思いますが、早く授かりたい一心なんでしょうね。

反面、病院の先生の言う通りにしてるから大丈夫と少しのんびり派の方。

この病院任せの方も結果がでないと色々と調べていく派に変わられます。

特に妊活をスタートし始めた方にはまだ焦りがないので病院任せの方が多い。

「タイミングからスタートして、ダメなら何回かAIH（人工授精）をしてみましょう。」と、病院の指示で1年くらいが過ぎていく。

この1年がとってももったいない。

というのは、正しいタイミングの取り方も知らずに（教えてもらわず）排卵日が妊娠できる日なる間違った知識で妊活を行う。

ご主人に来週末がチャンスだからそれまで我慢してね！できるわけないじゃん！！

病院も

「卵胞チェックで排卵していますね。　とりあえず人工授精だけは　しておきましょう。」

とドクターが言うから可能性はあるんだと思って拒否できない。

正しい知識が少しあれば拒否できるのに。

だってほぼ、無駄だもの。

この仕事をしていて、つくづくやりたいと思うのがもっと若い人たちへの啓蒙活動。

結婚っていいよね！

子どもができて、家族が増えることはもっと幸せだよね！！

そう若い人たちに思ってもらえる日本にしていきたいですね！

そして子どもが欲しいと思ったカップルに正しい知識を伝えたい。

今の妊活治療が世の中から減っていくこと。

結果としては自分の今の仕事が減る日本にしたい！切にそう思う今日この頃です。