妊娠中のお悩みで特に多い、腰痛。

その原因は、一体なんでしょうか？

その原因のポイントは、リラキシンというホルモンの影響です。

妊娠をすると、関節や靭帯を緩める為に、リラキシンが分泌され、骨盤がゆるゆるの状態になるので、骨盤自身の安定性が弱くなります。

それにより、『骨盤＋筋肉』で体を支えていたのが、『筋肉ばかりで』妊娠中の体を支えることになるのです。

では、その骨盤を支える筋肉とは一体どのような筋肉なのでしょうか？

それは、特に重要な働くべき筋肉がインナーユニットと呼ばれる腹横筋や骨盤底筋などです。

しかし、妊娠中はこの腹横筋や骨盤底筋がうまく使えなくなる方が多いんですね！

その理由は、妊娠するとお腹が大きくなることで、『お腹に力を入れることを避ける』ようになります。

すると当然、お腹の筋肉を使わないクセがつき、その代わりに、お腹の反対にある『腰の筋肉ばかり』を使うようになります。

妊娠が進むと、どんどんお腹は大きくなりいわゆる反り腰になっていき、さらに腰の筋肉を使ってしまう悪循環になってしまうのです。

これが妊娠中の腰痛の原因となります。

では、改善策として、どんなアプローチが有効なのでしょうか？

それは、原因から考えると明らかですよね！

腹横筋や、骨盤底筋などの筋肉をしっかりと使えるようにしてあげることです！

その為にはまず、

①腹式呼吸をしっかりと練習すること。

②骨盤底筋のトレーニングを行うこと。

これらを妊娠中からしっかりとすることが必要です。