腰痛の悩み

体の痛みの中で腰痛は、男性は1番目、女性は2番目に起こる症状で日本人の多くの方が経験する悩みです。

では、なぜ多くの方が腰を痛めやすいのでしょうか？

腰は、 5つの背骨(腰椎)が積み木のように重なっており、それぞれ関節でつながっています。

腰を支える背骨である、腰椎(ようつい)は首からお尻の間に通る脊椎の一部として上半身を支える役割があり、人体で最も負担のかかる部位です。

また、腰付近には骨以外にも筋肉や神経、臓器があります。これらの中で異常が起きたときにも、腰痛という形で症状が出ることもあります。

他にもさまざま原因があり、重要部位だからこそ負担も大きく、たくさんの人が腰痛を引き起こしやすいのです

腰痛の原因は、大きく5つに分けることができます

1．無理な姿勢・加齢などによる骨の変形や、筋・神経等の炎症

2．体が冷えて筋肉が緊張することによる血行不良

3．全身の筋力低下

4．内臓疾患

5．精神的ストレス

さらに、季節や環境も影響することがあります。

今の寒い季節は、寒さによる血行不良で腰痛が引き起こされる事もあるので、そんなときは腰を温めたりストレッチでほぐしてみてください。

このように、腰痛にはさまざまな原因があり自己判断が難しいので、痛みを感じたら整形外科など医療機関を受診してください。

ただし、腰痛の治療はある程度確立されているものの、原因の特定が難しく、痛みが治まらないこともあります。

ご自身の痛みを少しでも理解して、予防や対策を行うことも重要です！

まずは、腰痛で痛むタイプをご紹介します。大きく2種類に分けられます。

【前屈型】床にある物を取るような動作や、中腰で作業するときに痛みが出現します。

なりやすい人：重いものを持ち上げる、長時間の運転、デスクワークの方

【後屈型】腰を反る動作に痛みが出現します。

なりやすい人：高齢者、反り腰、腰を捻る方

ご自身がどちらのタイプなのか知っておくことで、日常動作で気をつける事も大切です。

併せて、簡単に実践できる正しい姿勢も意識してみてください✨

✅チェック① 椅子の座り姿勢(Slide2)

画像のように無意識に背中が丸まっているかもしれません。

デスクワーク中は特に長時間座ったままのため、猫背になったり脚を組んだりすると筋肉に大きな負担がかかってしまいます。

座面の高さも意識してみてくださいね。足の裏全体が床につき、膝の角度が直角になる高さで家具を選んでみてください。

チェック② 立ち姿勢(Slide3)

画像を見ながら、壁の近くに立って確認してみてください。

人間本来の正しい姿勢を取ることで、腰痛予防になります。

定期的にチェックして、日ごろから正しい姿勢を保ってみてくださいね